シャングリラホテル東京( SHANGRI-LA HOTEL TOKYO)
    


◆デラックスキング
【プラン】一休 Simple Specialty (朝食付)
【料金】43,890円
【チェックイン・アウト】CI:15時、CO:12時
【日時】2009年12月

☆シャワーブース…○
☆バスローブ…○
☆ターンダウン…○
☆LAN…○
☆DVDプレイヤー…○
☆JALマイル…×     

 

 さて、2007年問題というのが以前話題になっていましたね。東京に進出する外資系ラグジュアリーホテルが登場する最終年が2007年でして、リッツカールトン東京、ペニンシュラ東京が開業しました。外資系の進出に既存のホテルはどう対抗するのか?こんなにホテルが開業して、経営的に成り立つんだろうか?なんてことがありました。

 ちょっと、間をおいて、再開発が進む八重洲口エリアに開業したのが、アジアの雄シャングリラホテル東京です。
 シャングリラと聞いても、個人的にはラグジュアリーな感じはしませんでした。同じアジア系のペニンシュラやマンダリンオリエンタルに比べると、日本での知名度はいまひとつですし、私が思い浮かべるのは以前良く利用した○急インのレストランの名前が確かシャングリラだったなということで、高級なものをイメージ出来ませんでした。

 しかし、アジアでホテルをチェックすると、必ず出てくる名前がこのシャングリラであります。中国本土にバンバン開業しております。欧米でも今後開業するようで、世界的なホテルチェーンへの第一歩が東京でのシャングリラということなんですね。。

 ケイシーは新しくホテルが開業しても、すぐ利用することはめったにありません。当然、サービス面が安定してませんからね。ただ、新しさを失わない(新品のニオイとか)内に利用したくもあります。また、一定時間経つと開業時のサービス・備品等を見直すこと(バスアメニティなど)もあるでしょうから、2010年のうちに泊まっておきたいなと考えてもいました。

 しかしながら、ブランドイメージを保つためなのか、なかなかお得なレートが出てきません。はじめは1泊7万円というのが出て、それは続かないだろうと思っていましたが、ブランドイメージを維持するためか、私が見る限り、5万〜6万円台が続いていたと思います。
 夏休みの時期に、一休からキャンセル不可のプランが5万円をぎりぎり割る料金で出たのが許容限度だったのですが、結局予約せず、ずるずると時間が経ってしまいました。

 そして、年末になりやっと許容範囲かな思えるレートが出てきて、予約したしだいです。
 

 以前、マンダリンオリエンタルやフォーシーズンズ丸の内に宿泊したときに下見しておいたので大体の場所は分かっております。そして当然、ケイシーは公共交通機関、JR山手線で東京駅を目指します。

 それにしても東京駅周辺は依然として工事が続いています。グランド東京タワーは南北とも完成しておりますが、八重洲側は駅?の工事が続いており迷路状態ですね。
 新しくなった大丸デパート脇の八重洲北口を抜け、外堀通り沿いにシャングリラを目指します。

 シャングリラがある森ビルが造った丸の内トラストタワー本館は外堀通りに面しておらず、若干奥まったところにあります。まず、オフィス用の車寄せがあり、横に行きますとドライブウェイがあり、人工の小川なんぞあります。そこ通り過ぎますとありました、シャングリラホテル東京の1階エントランスであります。後で知りましたが、いわゆる車寄せは地下部分にあり、エントランスとしては地下側の方が立派なようです。

 クリスマス後、新年前という時期でしたが、エントランスには門松が飾れていました。また上を見上げると巨大な山水画のようなものが飾られています。(写真は撮りもらしてしまいました。)


 さて、エントランスに入ります。そう、シャングリラといえばシャンデリア!と、駄洒落のようになってしまいましたが、まず、エントランスホールに立派なシャンデリアがありました。

 そして、簡単なベルキャプテンデスクがあり、スタッフが2名ほどいます。朱色?のシノワな制服のドアマン?ベルボーイが近づき、「お泊りですか?」言い、荷物を持ちエレベーターに誘導してくれます。
 そこから、フロントがある28階に向かいます。

 ここまでは、スムースでした。しかし、フロントはちょうどホテルのチェックインタイムである午後3時過ぎ、年末休みに入った時期でもあるので混んでおりました。フロントの前はレストランや宴会場、客室用エレベーターに向かう通路部分でもあり、並ぶと通行の妨げになるためかチェックインを待つ客はフロントの向かい側にあるベンチで待つように誘導されているみたいです。

 しかしながら、フロントの外で交通整理をする係りはおらず、順番が分からない状態であります。これは私だけではなく、ベル君も同じでフロントのスタッフに声をかけますが、断られ、別のスタッフに声をかけても断られています。まだ20歳くらいの若いベル君はけなげであり、フロントスタッフに冷たく断られているのを見ているとかわいそうになってきます。そして私はベンチがいっぱいなので、その間、立ったままです。

 もし、ベルボーイなしで直接フロントに来ていたら、もっと悲惨な状況だったでしょう。
ようやく、受けてくれるスタッフがいて、フロントに向かいます。それほど広くないフロントで手続きは立ったまま行うことになります。
 が、担当の20代くらいのスタッフは、前の業務が完全に終わっておらず、どたばたしています。小走りでフロント裏に行ったりして、全く落ち着いておらず、ラグジュアリーホテルとしては失格です。
 やっと、カードに記入です。住所、氏名、電話番号までは普通です。そしてEメールアドレスも。でさらに年齢まで記入を求められました。これは普通ないよな。女性はどう対応するんだろうか?文句を言おうかと思いましたが素直に記入しておきます。新聞は2紙までOKとのこと。マイル加算のことを確認すると、JALとは提携してないようです。

 またせたことに対して、文句を言おうとしたら、「お待たせしましたので、午後1時までチェックアウトを延長しましたので、ごゆっくりください」とのこと。しかし、当初の予定は翌日、12時すぎの新幹線で出かけるものでした。ぎりぎりまで、ホテルに滞在して、東京駅隣接ホテルに宿泊することのメリットをいかすという計画でした。ありがたいんですが、お客の都合も考えてほしいものですし、どうせなら最後に言うのではなく、もっと早い段階で言ったほうが(待っていらいらしていた)客の気持ちもやわらぎます。

 そのまま、さっきのベル君の案内で客室に向かいます。エレベーターの中までシャンデリアがあります。35階と一般フロアとしては最上階であります。線路側と事前にリクエストしたのですが、デラックスルームの場合は特にリクエスト無しでも自動的に線路側になるようです。

 さて、客室へ。明るい茶を基調としたインテリアでマンダリンオリエンタルとも違う、若干中国風なインテリアであります。私的には悪くない感じです。眺めは線路側・丸の内方向で、丸の内側のビルが真正面に見えます。気になったのは、メトロポリタン丸の内が結構そばにあったことです。

 ※シャングリラホテル東京のフロア構成は…

地下…車寄せ
1F…エントランス
27F…宴会場
28F…ロビー、レストラン、ビジネスセンター
29F…なだ万、SPA、フィットネス
30F〜35F…一般客室
36F〜37F…ホライゾンフロア(ラウンジは37F)

 と、なっています。

 
外観のいい写真が撮れませんでした。中央のビル、丸の内トラストタワー本館の上層部を占めるのが、シャングリラホテル東京です。
トラストタワー本館前にある1Fエントランスに続くドライブウェイです。人工の小川?があります。ホテルのための施設ではないかもしれませんが…
左手にホテルがあります。
夜になりますと派手ではありませんがライトアップされます。逆方向から撮影しました。
1Fエントランスを外堀通り方向から撮影しました。
こちらはJR東京駅、日本橋口方向から撮影しました。ホテルのアクセスの案内ですと八重洲北口からとなっていますが、こちら側からの方が分かりやすいかもしれません。かつ、雨の場合ですと濡れなくてすむし…
年末ですが、すでにホテル的にはお正月気分ですね。門松です。写真は撮り忘れましたが、上を見ると凧の飾りなどありました。
1Fエントランスにあったシャンデリアだったと思います。
28Fロビーフロアより吹き抜けのシャンデリア方向を撮影しました。
シャングリラのDNA!雑誌の写真で良く見る3フロア吹き抜け部分に設置された巨大なシャンデリア、らせん階段です。
28Fフロント手前、1Fからのエレベーターホール前にあるソファースペースです。奥に見えるのがフロントです。
うーん、エレベーター内のシャンデリアだったかな?
客室フロア、エレベーター前です。ここにも当然シャンデリアが…
 

 

廊下ですね。薄暗いです。
客室のドアです。
客室入り口あたりより窓方向を…
手前、右がバスルームになります。
窓が大きく天井まであります。デラックスルームは50uの広さがあります。
ベッドです。ベッドスローが最近の流行なのか巨大でほとんどベッドカバーな感じです。色がこの写真だとうまく表現出来てないかもしれません。
 高級ベッドなのでしょうがないのですが床より結構高さがあり、上り下りが大変です。
デュペの肌触りは最高、ペッドパットもふかふかでした。
クッションが大小六つもあります。クッション嫌いなケイシーとしては…
ベッドサイドテーブルの片側です。時計、電話、メモ帳です。
逆サイドにはティッシュにアクセサリー入れがあります。
窓側にあるソファーです。曲線をえがいており、すわり心地は良かったですね。
楕円形のデスク兼テーブルです。
デスクの上に置かれたウェルカムチョコレートです。美味しいし、見せ方も良いですね。
デスクの脇には…
LANやAV関係の端子があり…
マンダリンオリエンタルにあったような、テクノロジーキットがありました。(中にケーブル等が入っています。)
デスクの引き出し内にあるレターセットなど。
ベッドの向かい側にはTVがあります。
シャープ製42型アクオスです。富士山の環境ビデオが流れています。当然、地デジには対応しているのですが、民放BSデジタルには対応しておりません。NHKBSのだけは対応しています。
リモコンがDVDプレイヤーを含めてひとつで操作するため、使いづらかったですね。システムはすばらしいかもしれませんが、ここで細かく言ってもしょうがないので省きますが、操作性は最悪に近い部類です。
珍しいことにBOSE製のDVDプレイヤーでした。
スピーカーも当然、BOSE製です。
上着掛け、奥にはミニバーコーナーがあります。
中国風というより和風な急須に湯呑茶碗です。
ミニチュアボトルやスナック類です。
グラス類は4種類でした。タンブラー、ワイングラス、ロックグラス、珍しいことにショットグラス(ウィスキー等をストレートで飲むのに適した)も左側にあります。
奥にケトル型の電気ポット、フレンチプレス、コーヒーカップ、無料のレギュラーコーヒーのパックが二つ、ヒマラヤブレンドなる紅茶のティーバッグ、煎茶がありました。
開業当時は、日本茶を含め缶入りリーフティー(しかも5種類?)なのが売りだったと記憶していましたが、年を超える前にもうティーバッグに変っておりました。
まあ、ティバッグでも高級な雰囲気を醸し出していますが…
冷蔵庫です。特に変ったものはありません。瓶のゲティスバーグビールくらいかな。ビールは缶も瓶も800円(税込サ別10%以下同)。ソフトドリンクは600円、ウィスキー類は1,200〜1,500円でした。
ターンダウン後のベッドです。デュペをめくり、フットマットを敷き、パジャマをベッド上に置きます。写真は撮りもれましたが、さらに小説「ロストホライゾン」の一節が書かれたしおり(英文)も置かれていました。
ベッドサイドにはミネラルウォーターVOSSとグラスが置かれます。
逆サイドにはランドリーのセットが置かれていました。
 午後6時過ぎ、部屋を出ようとすると、廊下より「ハウスキーピング」という声が聞こえてきます。ターンダウンがもうそろそろなのかと思いつつ部屋を出ました。

 午後9時前?部屋に戻ると、なんとそのままでした。クッションが載ったままでは眠れないではないか!急いでハウスキーピングに電話します。そうするとアジア系と思しきメイドがなんと3人も来て作業を始めます。作業が終わり、終わった旨を私に言い、出ようとしたところ、ふとミニバーのあたりを見ると、先ほどコーヒーを飲むため使ったフレンチプレスとコーヒーカップがそのままでした。それを交換するよう言うと「これも片付けた方が良いのですか?」と不思議そうに問いかけてきました。
 えー?またコーヒーが飲みたくなったらどうするんだ。このコーヒーかすをシンクに流していいの?客にさせるの?ちょっと目が点になりました。在室してなかったら、そのままだったのかな?
 ターンダウンサービスでタオル類は交換しても、グラスは片付けるだけで補充しない、または一切手に触れないホテルもありますが(おそらく破損を避ける、取り扱いがタオル等に比べ面倒)、シャングリラなら手を抜かないでほしいですね。

 


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